
MRからSMAへのキャリアシフト|製薬業界で経験を活かす新しい選択肢
MR(医薬情報担当者)としての経験を活かしながら、新たなフィールドで医療に貢献したい――そんな想いを持つ方に、治験事務局担当者(SMA)という職種をご紹介します。
近年、製薬業界では医療機関の訪問規制強化やMRの役割見直しが進み、将来を見据えたキャリア選択がますます重要になっています。転職を考えるMRの皆さんにとって、次のステップを見つけることは大きなテーマのひとつです。
医療機関の治験推進を支援し、多職種と連携しながらプロジェクトを進めるSMAは、MRと共通するスキルが多く、キャリアチェンジ先として近年注目されています。
■治験事務局担当者(SMA)採用のご案内パンフレット|シミックヘルスケア・インスティテュート(CHI)
■説明会・セミナー情報|シミックヘルスケア・インスティテュート(CHI)
目次[非表示]
- 1.SMAとは?
- 2.MRからSMAへの転職メリット
- 2.1.経験を活かせる
- 2.2.チームで動くやりがい
- 2.3.ライフスタイルに合った働き方
- 2.4.医療と社会への貢献
- 3.SMAへの転職で感じやすいギャップ
- 3.1.専門知識の再習得が必要
- 3.2.事務作業の多さ
- 3.3.コミュニケーションの幅の広さ
- 3.4.職場環境の変化
- 4.他の選択肢とSMAの比較
- 5.SMAへの転職を考えるなら
- 6.よくあるご質問
- 7.まとめ
SMAとは?
SMA(治験事務局担当者)は、医療機関のパートナーとして治験の進行を支援します。具体的には、治験の導入提案や契約・手続きの管理、治験が円滑に進行するための体制整備など、事務局的な立場で多職種を支援する役割です。
製薬企業に所属するMRとは異なり、SMAは医療機関側に寄り添い、複数の治験に携わる立場で、社会的ニーズの高い分野におけるキャリアとして安定性も魅力です。
シミックヘルスケア・インスティテュート(CHI)では、未経験の方も安心してキャリアをスタートできるよう、導入研修やフォローアップ研修、現場でのOJT体制を整備し、段階的にスキルを習得できる環境を提供しています。
MRからSMAへの転職メリット
経験を活かせる
MRとして培ったコミュニケーション力や医療知識は、SMAでも大いに役立ちます。医師や治験チームとの信頼関係構築、新規治験の提案など、幅広い場面で活躍できます。
MR経験者は、医療機関での立ち居振る舞いやさまざまな医療従事者との連携力が強み。これが、治験の推進やチームと連携しながらの円滑な進行に大きな力を発揮します。
チームで動くやりがい
SMAは、CRC(治験コーディネーター)や医師、看護師など多職種とチームを組み、一つの治験プロジェクトを推進します。事務局として多職種をまとめながら達成した時の充実感は格別で、MR時代とは異なる達成感を味わえます。
ライフスタイルに合った働き方
SMAの勤務時間は比較的安定しており、出張や転勤も少ないため、結婚・出産・育児・介護などのライフイベントに合わせて働きやすい環境です。CHIでは全国に拠点があり、希望エリアで勤務できるのも大きな魅力です。
■アクセスマップ|シミックヘルスケア・インスティテュート(CHI)
医療と社会への貢献
治験参画によって医療機関が最先端の医薬品開発に携わる機会が増えると、治療手段がなく困っている患者さんに新たな選択肢を提供できます。SMAは特定の製薬企業に縛られず、幅広く医療に貢献できる職種です。
SMAへの転職で感じやすいギャップ
専門知識の再習得が必要
SMAでは、特定製品に限らず多様な疾患や薬剤について対応する必要があるため、知識の広がりが求められます。とくにCHIでは、オンコロジー領域や難治性疾患の試験を担当する機会も多く、「そんな領域を扱うとは思わなかった!」という驚きの声も。入社後に基礎から学び直す必要がある点は、MR経験者が感じやすいギャップのひとつです。
事務作業の多さ
MRに比べて、契約や手続き、治験書類の整備など細かな作業が多く発生します。営業活動とは異なる事務的業務に戸惑う方もいますが、GCPなどの「ルールに基づいて正確に進める」点にやりがいを見出す方には適した環境です。
コミュニケーションの幅の広さ
SMAの業務では、医師との連携だけでなく、院内の治験部署や医事課、事務担当者、CRC、製薬企業の治験依頼者など、さまざまな立場の人との調整やコミュニケーションが求められます。MR時代は主に医師とのやりとりが中心だった方にとって、この「関係者の多さ」や「同時並行での対応力」は、入社当初に戸惑うこともあるようです。
職場環境の変化
MRは、スケジュールの自由度が高く、自分の裁量で動ける場面も多いかもしれません。一方、SMAは、資料作成や治験の進行に関わる締切、医師やCRCとのアポイント、GCPで定められた手続きの期限など、期限管理やスケジュール調整が重要になります。「思ったより自由がきかない」と感じる場面もありますが、それだけ治験の信頼性とスピードを担う責任あるポジションでもあります。
これらのギャップはデメリットと捉えがちですが、自分の適性や価値観によっては「むしろSMAのほうが合っていた」という声も。働き方ややりがいの観点で、前向きな転職になるケースも多くあります。
他の選択肢とSMAの比較
- コントラクト MR:現職の経験を直接的に活かせる職種で、クライアントとの信頼関係構築が最も重要です。ただし、転勤や出張の頻度など、体力的な負担も伴います。
- コンサルティングファーム:医療知識を戦略立案などに活かせますが、高負荷な働き方になることもあります。
- 金融業界・営業職:営業力を活かせる分野ですが、医療業界からは離れた環境となります。
医療ベンチャー・医療機器メーカー:新たな技術や製品に関われる反面、安定性や知識の習得には注意が必要です。
医療業界にとどまりつつ、現場に寄り添った立場で社会貢献できる点で、SMAは「MR経験を活かせる」転職先のひとつです。
SMAへの転職を考えるなら
- SMAの業務理解を深め、自分とのマッチングを図る
- 求人情報や企業の業務内容を事前にリサーチ
- 転職エージェントや説明会なども活用
- CHIでは全国に拠点があり、希望エリアでの勤務も可能
SMAという仕事に少しでも興味を持った方は、まずは採用説明会や資料のダウンロードから気軽に情報収集を始めてみてください。 実際に働く人の声を聞くことが、自分とのフィット感を掴む近道です。転職エージェントの利用や求人情報のチェックなど、情報を活用しながら将来のキャリアプランをしっかり描いていきましょう。
■説明会・セミナー情報|シミックヘルスケア・インスティテュート(CHI)
よくあるご質問
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どのくらい外勤がありますか?
担当するエリアや医療機関にもよりますが、週2~3回程度医療機関への訪問があります。自宅から直接医療機関へ訪問する場合や、医療機関から自宅へ直帰することもあります。オフィスでの打合せや事務作業がある日は、朝にオフィスに出社してから、午後にオフィスから医療機関を訪問する、といったこともあります。
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転勤はありますか?
多くはありませんが、全国の拠点間で転勤することもあります。転勤する場合は、金銭面でのサポートなど支援体制が整っています。
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MR出身のSMAはいますか?
CHIには、男性・女性ともに、全国各地にMR出身のSMAがいます。「ワークライフバランスを保ちながら長く働ける環境」といったコメントが多数ありました。
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どんな勤務地がありますか?
全国に拠点があり、地域に根ざした働き方が可能です。CHIには全国主要都市にオフィス、サテライトを構えています。場所や各拠点の取り組み、社員インタビューや雰囲気は以下ページをご参考ください。
■社員インタビュー|シミックヘルスケア・インスティテュート(CHI)
■オフィス紹介|シミックヘルスケア・インスティテュート(CHI)
■アクセスマップ|シミックヘルスケア・インスティテュート(CHI)
まとめ
MRとして積み重ねてきた経験やスキルは、新薬開発の現場で強く求められています。SMAは、MRで培ったスキルを活かしながら、治験を通じて多くの人の「未来の治療」に貢献できる仕事です。
新しいフィールドに飛び込む不安や、働き方の変化に戸惑うこともあるかもしれませんが、CHIでは、未経験からでも安心してスタートできる教育体制や、風通しの良い職場環境が整っています。
今までのキャリアを土台に、自分らしい働き方を実現したい――という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
シミックヘルスケア・インスティテュート(CHI)とは?
シミックヘルスケア・インスティテュート(CHI)は、「くすりの一生から、ひとの一生まで」をコンセプトに医療関連施設を中心に総合的な支援を行っています。
医療機関側の治験に関わる業務を受託・代行し、治験実施体制の整備支援から実施・運営までトータルにサポートするSMO業務や、治療、予防および健康に着目し、メディカルコンタクトセンターや服薬アドヒアランスによる治療の支援をするサービス等、医療機関や患者、一般消費者の医療や健康維持・増進のための支援業務を展開しています。
既存の枠にとらわれず、新しい価値の創出を目指して、ともにチャレンジしていける方を求めています。
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