患者さんの喜びがCRCのやりがい|先輩から受け継ぎ、次の世代へつなぐ想い
新卒でCRCに入社し、患者さんの笑顔に支えられながら成長。今度は、自分が後輩にCRCの魅力を伝える番です。
新卒でCRCに入社し、患者さんの笑顔に支えられながら成長。今度は、自分が後輩にCRCの魅力を伝える番です。

先輩のバトンを、私から後輩へ。CRCとして働く喜びを伝えていきたい。
治験コーディネーター(CRC)
大学在学中に会社説明会で治験業界について知る。CRC(治験コーディネーター)として活躍するシミックヘルスケア・インスティテュート株式会社(CHI)社員の話から、新薬開発に貢献できるCRCに興味を持ち、2021年に新卒社員として入社。現在は、主に市内の総合病院で呼吸器科や内分泌・代謝領域の試験を支援中。
※本記事の所属・内容は取材当時のものです。

治験コーディネーター(CRC)とは:
CRC(Clinical Research Coordinator)は、治験を実施する医師などの指示のもと、治験の円滑な進行をサポートする役割を担っています。医師や医療機関スタッフ、患者さん、製薬企業など、各関係者との調整は、治験支援には欠かせない業務の一つです。
盲導犬などの優良補助犬の人工授精に興味を持ち、研究室のある、地元から離れた大学に進学しました。顕微鏡を覗く日々を送りながら将来の職業を模索していた頃、大学で開催された会社説明会に参加し、CRCという職業を知りました。
当時は新型コロナウイルス感染症が流行り始めた頃でもあり、感染症に対する新薬はいつ出るのか、どのような流れで新しい薬はできるのか、新薬開発への興味もありました。面接もリモート開催、説明会も中止になるなか、対面での開催は貴重なものであり、厳重な予防対策が施された説明会で、初めて世の中で働く社会人の声を生で聞くことできました。

他に新薬開発に関連する職業として、臨床開発モニター(CRA)や医薬情報担当者(MR)の紹介もありましたが、一番興味を持ったのは CHI で働く先輩から説明のあった CRCでした。それは、患者さんの近くで治験薬を使った感想や状況を聞くといった業務が、私には合っているのではないかと思ったからなのですが、実際CRCとして働く今、「症状が良くなったよ」という患者さんの言葉は何ものにも代えがたい喜びです。
患者さんのなかには、“都合の良いアルバイト“といったイメージを持つ方もたまにいらっしゃいますが、しっかり説明することで理解いただき、最後の来院でお礼を言われたり、「また参加したい」と言われたりすることもあります。患者さんとの対話が私たちの業務の神髄でもあり、患者さんに喜んでもらえることがCRCの醍醐味ではないかと思っています。卒業生の一人として、今は私が大学生にCRCの魅力を伝えています。
現在は、市内の総合病院で肺がんや高脂血症などの試験を、またクリニックではうつ病や認知症などの試験を担当しています。CRCになって3年経ちますが、患者さんへ説明するときや症状を確認するときの言葉選びなど、まだまだ勉強が必要です。先輩に練習に付き合ってもらったり、先生が患者さんに説明する際の話し方を慎重に聞いてメモを取ったりして、日々学んでいます。
がん領域の試験を担当するのは初めてだったため、がんについては基礎から勉強しました。プロトコール(治験実施計画書)を読むだけでは十分ではなく、オンコロジー研修や自己学習にも努めています。研修内容はとても充実していて、用語などの基礎知識のほか、他拠点のCRCから有効性や安全性の評価方法なども学びました。また医師が患者さんに対して治療方針を説明する動画を見て、自分でも説明の仕方を勉強しています。入社当初、周りには看護師や薬剤師の資格を持つ社員が多く、医療資格を持たない私は不安に思うこともありました。でも今は、引け目などはなく、薬剤や疾患については学ぶ姿勢が大切だということを実感しています。

試験の主担当者も経験し、CRC業務の一通りの流れも把握した今、再認識しているのは、メイン担当とサポート担当に求められる対応が異なるということ。サポート担当は、当社ではバックアップCRCとも呼ばれ、諸事情によりメインで担当するCRCがサポートを必要とするとき、業務を手助けする立場にあります。メイン担当者が、受け持つ試験の実施方法や流れを熟知し、医療機関についても把握しているのは当然のことです。でもサポート担当もまた、プロトコールの把握はもちろんのこと、その医療機関のルールや業務の流れを把握した上で試験をサポートしなければなりません。私もこれまで、バックアップCRCに何度も助けてもらってきました。
柔軟性や判断力、瞬発力など、サポート担当だからこそ求められる対応力があります。少ない情報のなかでも、チームのために最大のサポートができるCRCになれるよう、自分のできる業務を拡げていきたい。またCRC一人ひとりがスキルを伸ばし、お互いに協力し合うことで、チーム全体の効率化や質の向上を実現できるはず。そのために、まずは自分自身がワンステップ上を目指して、日々努力していきたいと考えています。

Pamphlet



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FAQ
Q.
A.
はい、未経験の方もご応募可能です。
シミックヘルスケア・インスティテュートでは、入社後の研修制度を整えており、医療・臨床研究の基礎から丁寧に学べる環境があります。多くの社員が、看護師・薬剤師・臨床検査技師などの医療系資格を活かして未経験からCRC・SMAとして活躍しています。
Q.
A.
必須資格はありませんが、医療機関での勤務経験(看護師、臨床検査技師、医療事務など)や、製薬企業・CROでの経験が活かせます。
また、コミュニケーション力やチームでの協働経験も重視しています。
Q.
A.
入社後は、シミックグループ共通の導入研修に加え、専門領域ごとの実務研修を実施します。OJTによるフォローアップ体制も充実しており、配属後も継続的に学びながらスキルアップできます。
また、e-learningや資格取得支援など、キャリアに合わせた学習支援も行っています。
詳しくは、研修制度ページをご覧ください。
Q.
A.
ご本人の希望やお住まいの地域、経験・スキルを考慮したうえで決定します。
全国の主要都市にオフィスを展開しており、U・Iターンを希望される方のご相談にも柔軟に対応しています。
Q.
A.
業務内容によってはリモートワークを取り入れています。特にSMAや本社部門では、オンライン会議やクラウドシステムを活用し、柔軟な働き方が可能です。一方、CRCなど医療機関支援業務では、現場での対応を中心としています。
Q.
A.
CRCやSMAとして経験を積んだ後、マネージャー職や教育担当、プロジェクトリーダーなどへのキャリアアップが可能です。
また、他事業部(コンタクトセンター、患者サポートプログラムなど)や本社管理部門へのキャリアチェンジも実績があります。
Q.
A.
エントリー → 書類選考 → 適性検査・面談(1〜2回) → 内定 → 入社
応募から内定までの期間は約1〜1.5ヶ月です。面談はオンラインで実施することも可能です。
Q.
A.
採用に関するお問い合わせは、「お問い合わせフォーム」よりご連絡ください。
また、定期的に開催しているWEB職種説明会でも、採用担当者にチャットで直接ご質問いただけるお時間がございます。
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