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特定健診・特定保健指導とは

特定健診・特定保健指導とは、メタボリックシンドロームに着目した健診と生活改善のための指導です。

日本人の死因の約5割は、がんや心臓病、脳卒中などの生活習慣病です。

生活習慣病の予防と早期発見・治療に重要なのが、「特定健診(いわゆるメタボ健診)・特定保健指導」や「がん検診」などの定期的な受診です。

この記事では、特定健診・特定保健指導の重要性と、支援の詳しい内容や流れを紹介します。

■関連資料
特定保健指導(重症化予防)|シミックヘルスケア・インスティテュート(CHI)​​​​​​​

  特定保健指導/重症化予防|シミックヘルスケア・インスティテュート(CHI) シミックヘルスケア・インスティテュート株式会社の特定保健指導(重症化予防)です。SMOのパイオニアとして、治験の実施・運営をトータルサポート。ヘルスケア領域で、様々な医療ニーズの声に応える新しいサービスモデルを創出しています。 シミックヘルスケア・インスティテュート株式会社(CHI)


目次[非表示]

  1. 1.特定健診・特定保健指導とは
    1. 1.1.特定健診とは
    2. 1.2.特定保健指導とは
    3. 1.3.対象となる人
    4. 1.4.検査項目
    5. 1.5.メタボリックシンドロームの診断基準
    6. 1.6.特定健診を受けた後の流れ
  2. 2.健診で生活習慣病のリスクが高いと判定されたら
    1. 2.1.動機付け支援とは
    2. 2.2.積極的支援とは
    3. 2.3.特定保健指導の流れ
    4. 2.4.特定健診・特定保健指導の対象となる方は、必ず受けましょう
  3. 3.健康保険組合の方へ

特定健診・特定保健指導とは

「特定健診・特定保健指導」は、メタボリックシンドロームに着目した「健診」によって生活習慣病のリスクを早期に発見し、その内容を踏まえて運動習慣や食生活、喫煙といった生活習慣を見直すための「特定保健指導」を行うことで内臓脂肪を減少させ、生活習慣病の予防・改善につなげるものです。

特定健診とは

生活習慣病の予防のために、対象者(40歳~74歳)の方に実施される、メタボリックシンドロームに着目した健診のことです。

特定保健指導とは

特定健診の結果、生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果が多く期待できる方に対して、専門スタッフ(保健師、管理栄養士など)が生活習慣を見直すサポートをすることです。

対象となる人

40歳以上75歳未満の医療保険加入者が対象です。

会社員や公務員の方などが、勤務先で行われる健康診断を受ける場合、健診項目に特定健康診査も含まれています。それ以外の方については、別途、加入している医療保険から受診券や受診案内が届きますので、指定の実施場所で受診する必要があります。

検査項目

以下の項目について検査が実施されます。

基本的な健診の項目

質問票(服薬歴、喫煙歴等)
身体計測(身長、体重、BMI、腹囲)
理学的検査(身体診察)
血圧測定
血液検査
脂質検査(中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール)
血糖検査(空腹時血糖またはHbA1c、やむを得ない場合には随時血糖)
肝機能検査(GOT、GPT、γ-GTP)
検尿(尿糖、尿蛋白)

詳細な健診の項目

心電図検査
眼底検査
貧血検査(赤血球数、ヘモグロビン値、ヘマトクリット値)
血清クレアチニン検査
※一定の基準の下、医師が必要と認めた場合に実施


メタボリックシンドロームの診断基準

以下の2つに該当する場合、メタボリックシンドローム該当者または予備群と診断されます。

  • 腹囲が基準以上(男性85センチメートル、女性90センチメートル)
    ※内臓脂肪面積の測定ができる場合には、男女ともに内臓脂肪面積が100cm²以上
  • 血圧、血糖、脂質の検査値が規定値以上

出典:政府広報オンライン(https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201402/1.html

特定健診を受けた後の流れ

受診して約1~2か月後、医療機関から健診結果およびそれを踏まえた生活習慣の改善に関する情報が届きます。

そこで、生活習慣病のリスクが高いと判定された場合 (※)、加入する医療保険から特定保健指導の実施に関する案内も送付されます。

※メタボリックシンドロームの診断基準と特定保健指導の判定基準は異なります。


健診で生活習慣病のリスクが高いと判定されたら

生活習慣病のリスクが高いと判定された場合でも、普段の生活習慣を改善することによって、生活習慣病の予防や健康状態の改善が可能です。

そこで、特定健康診査の結果を踏まえて生活習慣病の発症リスクが高い方に対し、医師や保健師、管理栄養士などによって対象者一人ひとりに合わせた生活習慣を見直すためのアドバイス(特定保健指導)が行われます。その内容は、リスクの程度(血圧、血糖、脂質、喫煙歴など)に応じて「動機付け支援」または「積極的支援」の2つがあります。

動機付け支援とは

動機付け支援とは、対象者が自分の健康状態を把握し、生活習慣を振り返り、生活習慣を変えるための行動目標の設定・実践・継続できることを目指した支援です。

積極的支援とは

積極的支援とは、「動機付け支援」に加えて、定期的・継続的な支援を行うことにより、生活習慣改善のための行動目標の達成に向けて実際に取り組みながら、生活習慣を継続できることを目指した支援です。

特定保健指導の流れ

「動機付け支援」と「積極的支援」の支援の流れは以下の通りです。

出典:政府広報オンライン(https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201402/1.html

特定健診・特定保健指導の対象となる方は、必ず受けましょう

初期の生活習慣病は特に自覚症状がないことが多いため、いつの間にか病気が進行してしまう危険があります。そのため、定期的に健診を受けて自分自身の健康状態を常に正しく把握することが、生活習慣病の早期の発見・治療に重要です。

対象となる方は、特定健診を受け、健診結果をきちんと確認し、健康増進に努めましょう。

もし、特定保健指導の対象になった場合は、自分自身の生活習慣を見直す“きっかけ”になると受け止め、ぜひそれを役立てるようにしましょう。


健康保険組合の方へ

シミックヘルスケア・インスティテュート(CHI)は、SMO(Site Management Organization:治験施設支援機関)のパイオニアとして、医療機関における治験の実施・運営を20年以上トータルサポートしてまいりました。

現在、医療分野に特化したコンタクトセンターや服薬アドヒアランス向上のための支援や、医療現場や患者さんの声をもとにしたサービスなどのヘルスケアサービスも展開しています。

さらに「くすりの一生からひとの一生まで」をコンセプトに、新しいサービスモデルを創出し、
Site Support Solutions事業-医療機関と医療従事者、製薬企業、そして患者さんの課題を解決するソリューションを提供しています。

ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。

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