看護師からCRCへ|救命医療の経験を活かした新たなキャリア

救命医療の最前線で看護師として経験を積んだ後、治験の現場を支えるCRCという新たな役割に挑戦したキャリア。医療現場で培った視点をどのように活かしながら、患者さんと向き合っているのかについて語ります。

大阪オフィスで働く治験コーディネーター(CRC)のSさん

看護師からCRCへ|救命医療の経験を活かした新たなキャリア

大阪オフィス CRC:U.Sさん

大学卒業後、看護師として救命センターに配属され、約3年間、重症患者のケアに携わる。夜勤を含む不規則な勤務を経験する中で、将来のライフプランを見据えた働き方を考えるようになり、CRCへの転職を決意。2024年4月CHIへ入社後、現在は乳がん・胃がんなど複数の治験を担当し、看護師経験を活かしながらCRCとしての専門性を磨いている。

※本記事の所属・内容は取材当時のものです。

治験コーディネーター(CRC)の女性の上半身のイメージイラスト。。

治験コーディネーター(CRC)とは:

CRC (Clinical Research Coordinator)は、治験を実施する医師などの指示のもと、治験の円滑な進行をサポートする役割を担っています。医師や医療機関スタッフ、患者さん、製薬企業など、各関係者との調整は、治験支援には欠かせない業務の一つです。

看護師からCRCへ|医療に関わり続けるための新たな選択

もともと人と関わることが好きなU.Sさん。身近で親戚が体調を崩すのを目の当たりにしたことがきっかけで、医療の仕事に興味を持ちました。また進路相談の中で「看護師に向いている」と言われたことも後押しとなり、看護師を目指して大学へ進学。卒業後は救命センターに配属されました。救命センターは非常に忙しく、患者さんの容体も重いケースが多い環境でした。元気になって退院する姿を見る機会は少なく、療養型施設へ転院したり、看取りに立ち会ったりすることも少なくありませんでしたが、患者さんやご家族と向き合う中で、医療に携わる責任の重さを実感していました。

一方で、将来を考えたとき、夜勤を続けながら長く働くことへの不安が大きくなっていきました。結婚やライフスタイルの変化を見据え、「夜勤のない形で、医療に関わり続けられる仕事はないだろうか」と考えるようになり、転職活動の中で初めてCRCという職種を知りました。治験という分野は未知の世界でしたが、患者さんに説明を行い、医師と連携しながら試験を支える役割は、看護師として培ってきた経験を活かせるのではないかと感じ、CRCへの挑戦を決意しました。

大阪オフィスで働く治験コーディネーター(CRC)のSさん

がんセンターで働くCRCの現実|学び続ける姿勢が支えになる

入社後から、がんの専門病院を担当し、乳がんや胃がんを中心に複数の治験に携わっています。救命センターでは事故や心筋梗塞などで運ばれる患者さんが多く、がん領域については一から勉強する必要がありました。もちろん看護師としての基礎知識はありますが、プロトコール(治験実施計画書)の分量も多く、最初は内容を理解するだけでも大変でした。先輩から「どこを重点的に読むと良いか」といったコツを教えてもらいながら、少しずつ慣れていきました。それでも、全く医療知識がない状態から始めるよりは、病院の業務フローや医療従事者の動きを理解していることが、大きな強みになっていると感じています。

また、CRCとして新たに学ぶ必要があったのが、ビジネスマナーや社外とのやり取りです。名刺交換やメールの書き方、社内外への依頼の仕方など、看護師時代には経験のなかった部分も、導入研修や日々の業務を通じて身につけていきました。EDC(※)も試験ごとに異なり、社内システムでの手続きなども最初は戸惑うこともありましたが、使い続ける中で徐々に慣れてきています。忙しい施設ではありますが、経験豊富な先輩が多く、困ったときに相談できる環境があることは大きな支えです。

※EDC(Electronic Data Capture):電子データ収集システムのこと。「紙」の症例報告書を用いて入手していた臨床試験データの記録や症例登録を、システムを活用してオンライン上で行う仕組み。

大阪オフィスで働く治験コーディネーター(CRC)のSさん

患者さんとの信頼関係がやりがいに|CRCとしてのこれから

CRCとして働く中で、最も印象に残っているのは患者さんとの関係性です。治験の説明は決して簡単なものではなく、最初は不安そうな表情をされる方も少なくありません。医師の説明を補足したり、日常の会話を交えたりしながら丁寧に話を重ねていくことで、少しずつ理解が深まっていく。その過程で、患者さんの体調や気持ちの変化に気づけるようになることもあり、信頼関係が築かれていくのを実感しています。

特に心に残っているのは、引き継いで担当していた試験が終了した際の出来事です。「もう会えなくなるのが寂しい」と声をかけていただいたり、通常診療で来院された際に「久しぶり」と声をかけてもらえたりしたとき、自分が患者さんにとって身近な存在になれていたのだと感じました。看護師として救命センターで働いていた頃は、患者さんから直接感謝の言葉をもらう機会は多くありませんでしたが、CRCとして患者さんの思いを言葉で受け取れることに、大きなやりがいを感じています。

大阪オフィスで働く治験コーディネーター(CRC)のSさん

今後は、社内制度であるオンコロジーCRCへの挑戦も視野に入れ、研修や勉強会などを通じて専門性を高めていく予定です。がん領域に限らず、さまざまな試験や施設を経験しながら、CRCとしての視野をさらに広げていきたいと考えています。ミーティングでは、インシデントの振り返りや現場での疑問・課題を共有し、様々な視点を持ち寄りながら改善策を検討しています。同僚がFPI/LPI賞(※)を受賞したことも大きな刺激となり、自分自身も目標の一つとして意識するようになりました。

看護師として働いてきた経験は、CRCとしての強みの一つだと感じています。院内で医師、看護師、薬剤師、検査部門などがどのように連携しているのかを理解しているからこそ、医療機関側の動きを想像しながら先回りした対応ができます。新卒CRCも院内実習を通じて学ぶ機会はありますが、実際の現場でその流れを経験してきたことは、日々の調整やコミュニケーションに確実に活きていると感じます。

2026年4月からはOJTを担当する予定です。すべてが楽しい仕事ではないからこそ、つらさや戸惑いにも気づき、声をかけられる存在でありたい。看護師として培ってきた現場理解と、CRCとしての経験を掛け合わせながら、これからも学び続け、成長し続けていくことが今の目標です。

※FPI(First Patient In)は試験全体で最初の患者登録のこと。それに対してLPI(Last Patient In)は、試験の最後の患者登録のことを指す。どちらの登録も早期に進めることで、試験全体の期間短縮につながるため、CHIでは表彰対象としている。

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よくあるご質問

Q.

未経験でも治験コーディネーター(CRC)や治験事務局担当者(SMA)として応募できますか?

A.

はい、未経験の方もご応募可能です。

シミックヘルスケア・インスティテュートでは、入社後の研修制度を整えており、医療・臨床研究の基礎から丁寧に学べる環境があります。多くの社員が、看護師・薬剤師・臨床検査技師などの医療系資格を活かして未経験からCRC・SMAとして活躍しています。

Q.

どのような資格・経験があると有利ですか?

A.

必須資格はありませんが、医療機関での勤務経験(看護師、臨床検査技師、医療事務など)や、製薬企業・CROでの経験が活かせます。

また、コミュニケーション力やチームでの協働経験も重視しています。

Q.

どのような研修や教育制度がありますか?

A.

入社後は、シミックグループ共通の導入研修に加え、専門領域ごとの実務研修を実施します。OJTによるフォローアップ体制も充実しており、配属後も継続的に学びながらスキルアップできます。

また、e-learningや資格取得支援など、キャリアに合わせた学習支援も行っています。

詳しくは、研修制度ページをご覧ください。

Q.

配属エリアや勤務地はどのように決まりますか?

A.

ご本人の希望やお住まいの地域、経験・スキルを考慮したうえで決定します。

全国の主要都市にオフィスを展開しており、U・Iターンを希望される方のご相談にも柔軟に対応しています。

Q.

在宅勤務やリモートワークは可能ですか?

A.

業務内容によってはリモートワークを取り入れています。特にSMAや本社部門では、オンライン会議やクラウドシステムを活用し、柔軟な働き方が可能です。一方、CRCなど医療機関支援業務では、現場での対応を中心としています。

Q.

キャリアパスにはどのようなものがありますか?

A.

CRCやSMAとして経験を積んだ後、マネージャー職や教育担当、プロジェクトリーダーなどへのキャリアアップが可能です。

また、他事業部(コンタクトセンター、患者サポートプログラムなど)や本社管理部門へのキャリアチェンジも実績があります。

Q.

応募から入社までの流れを教えてください。

A.

エントリー → 書類選考 → 適性検査・面談(1〜2回) → 内定 → 入社

応募から内定までの期間は約1〜1.5ヶ月です。面談はオンラインで実施することも可能です。

Q.

採用に関する問い合わせはどこからできますか?

A.

採用に関するお問い合わせは、「お問い合わせフォーム」よりご連絡ください。

また、定期的に開催しているWEB職種説明会でも、採用担当者にチャットで直接ご質問いただけるお時間がございます。

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