MRからCRCへ。専門性を磨きながら、自分らしく働き続ける
医療機器メーカーの医薬情報担当者(MR)から、CRCとしてCHIへ転職。仕事と子育てを両立しながら、現在神奈川県内の大学病院でオンコロジー試験などを担当、後輩育成にも携わっています。
医療機器メーカーの医薬情報担当者(MR)から、CRCとしてCHIへ転職。仕事と子育てを両立しながら、現在神奈川県内の大学病院でオンコロジー試験などを担当、後輩育成にも携わっています。

MRからCRCへ。専門性を磨きながら、自分らしく働き続ける
横浜オフィス CRC: A.Eさん
大学卒業後、医療機器メーカーのMRとして約7年間勤務。その後2015年にCHIへ入社し、治験コーディネーター(CRC)へ転身。青森県内の医療機関を支援した後、横浜オフィスへ異動し、現在は大学病院で、オンコロジーを中心に希少疾患など幅広い治験を担当するほか、アシスタントマネージャー(AM)として後輩育成にも携わっている。
※本記事の所属・内容は取材当時のものです。

治験コーディネーター(CRC)とは:
CRC (Clinical Research Coordinator)は、治験を実施する医師などの指示のもと、治験の円滑な進行をサポートする役割を担っています。医師や医療機関スタッフ、患者さん、製薬企業など、各関係者との調整は、治験支援には欠かせない業務の一つです。
大学卒業後、医療機器メーカーへ入社し、透析領域の医薬品・医療機器担当として約7年間MRを務めたA.Eさん。その後、家族の転勤を機に転職を考え始め、全国に拠点があり、子育てと仕事を両立しやすい企業を探す中で、CHIを見つけます。「治験コーディネーター」という響きと業務内容に惹かれ、東北エリアを管轄する仙台オフィスで新しいスタートを切りました。
入社後は、青森県内の医療機関を担当しましたが、そこで待っていたのは、想像以上に奥深いCRCの業務。医師が判断するためには、必要な情報を収集・整理し、プロトコール(治験実施計画書)の理解やカルテ読解など、幅広い知識が欠かせません。MR時代以上に学び続ける必要があることに驚きましたが、広く浅くではなく、医療知識をより深く身につけたいという思いもあり、自分の理想と重なりました。CRCは「より良い治験を進めるためにはどうすればよいか」を考え、医療機関での治験をサポートする立場。医療現場や治験参加者にとって最適な方法を一緒に考えていく。その仕事の進め方が、自分の性格に合っていると感じています。
その後、家族の転勤に合わせて横浜オフィスへ異動しました。全国に拠点を持つCHIだからこそ、キャリアを諦めることなく、ライフステージや環境の変化に合わせて柔軟に働き続けることができています。

現在は大学病院で、オンコロジー領域を中心に希少疾患など幅広い治験を担当し、社内認定制度の“オンコロジーCRC”を取得。他拠点でがん試験を立ち上げる際に、試験の注意点やプロトコールのポイントをレクチャーするなど、オンコロジーCRCとして、拠点を越えた知見共有にも貢献しています。「オンコロジー領域は難しい」という印象を持たれることも多いですが、評価や検査など共通する指標もあり、培った知見は次の試験にも応用しやすく、積み重ねた経験を活かし、より円滑な試験立ち上げにつなげています。
がんの試験では、患者さんやご家族と長い時間をともにすることも少なくありません。病状が改善し、画像評価で腫瘍が小さくなったり、腫瘍マーカーの数値が下がったりする様子を一緒に喜べることもあれば、病状が進行し、患者さんとの別れに直面することも。ご家族から「ここまで治療を頑張ってきたよね」と、患者さんが治療に向き合ってきた日々を振り返る言葉を聞いたこともありました。そんなご家族の思いに触れながら、患者さんが歩んできた時間を最後まで見守れることも、長く寄り添うCRCだからこそのやりがいだと感じています。

また患者さんへの治験説明・同意取得の補助もCRCとしてのやりがいの一つです。患者さんに納得いただいた上で治験へ参加いただくことはもちろん、参加に至らなかった場合でも、「患者さんが望む治療や医師の考え方を知ることができる、貴重な時間」だと話します。そうした一つひとつの対話の中で最も大切にしているのは、誠実に向き合うこと。曖昧な対応で不安や疑問を生じないよう、医師にも患者さんにも、相手の話を受け止め、理解していることが伝わるよう心掛けています。
以前、産休に入る際に担当医師から「この病院の治験は、あなたのおかげで成り立っていたよ」と声をかけていただいたことがあり、その言葉を今も励みにしています。診療の合間の限られた時間であっても、誠実に対応すれば、その気持ちは必ず相手に伝わり、治験を一緒に進めるチームとして受け入れてもらえることを実感しています。
※オンコロジーCRC:オンコロジー専門医による口頭試問や現場研修を経て認定される、4段階の社内認定制度。
現在はAMとして、チーム運営や後輩育成にも携わっています。育成は今一番の課題だと話すA.Eさん。自分の頭の中で自然に考えていることを、その道筋や理由まで相手に分かりやすく伝えることの難しさを感じています。一人ひとり理解や成長のペースも異なるため、すぐに答えを求めず、相手に合わせて見守ることも必要だと学びました。医師や患者さんだけでなく、相手に寄り添う姿勢を、後輩育成の場面でも大事にしています。
また横浜オフィスでは、定期的に意見交換するミーティングを行っており、そのテーマ検討をAMが担当しています。試験立ち上げ事例、インシデントと対策の共有、施設ごとの業務の工夫紹介など、オフィス全体で業務の質の向上に努めています。チームづくりで意識しているのは、「何でも相談できる環境」をつくること。分からないことを抱え込んだまま進めることが、インシデントや逸脱を引き起こす一番のリスクです。だからこそ、「どんなことでも聞いてほしい」とメンバーには日頃から伝えています。誰かと話すことで考えが整理され、新しい気づきが生まれることも多いため、コミュニケーションを何より大切にしています。

CRCは業務が多岐にわたり、細かな配慮も求められますが、すべてを深刻に受け止めすぎると、自分自身を追い込んでしまうことも。良い意味で楽観的、「ここまでやったから大丈夫」とポジティブに捉えられる方が、この仕事を長く続けられるのではないかと言います。
横浜オフィスでは産休・育休を取得する社員も多く、これまで何度もメンバーに支えられてきたA.Eさんは、今後は自分が支える側になりたいと思っています。これまで支えられてきた経験を、次の世代へつなぎ、ライフイベントを迎えても安心して働き続けられるチームをつくること。それがA.Eさんのこれからの目標です。

治験コーディネーター(CRC)について詳しく知りたい方へ
看護師や臨床検査技師など、医療資格を活かして活躍できるCRCの仕事内容やキャリアについてご紹介しています。
FAQ
Q.
A.
MRとして培った医療・医薬品に関する知識や、医師をはじめとする医療従事者とのコミュニケーション経験は、CRCの業務でも活かすことができます。一方、CRCにはプロトコール(治験実施計画書)の理解やカルテ読解など、より深く幅広い知識が求められるため、転職後も継続して学ぶことが大切です。
Q.
A.
MRが医薬品に関する情報提供・収集を担うのに対し、CRCは医療機関で治験が円滑に進むよう、医師や院内スタッフ、治験に参加する患者さんなどをサポートします。患者さんへの治験説明・同意取得の補助や、治験に必要な情報の収集・整理など、さまざまな関係者と連携しながら治験を支えます。
Q.
A.
医師や患者さん、ご家族などと長期にわたって関わりながら、治験を支えられることがCRCのやりがいの一つです。患者さんへの治験説明・同意取得の補助を通じて治療への思いに触れたり、医療機関のスタッフと信頼関係を築きながら治験を進めたりする経験にもつながります。
Q.
A.
CHIでは、さまざまな領域の治験を経験しながら、CRCとして専門性を高めることができます。社員インタビューに登場するA.Eさんは、オンコロジー専門医による口頭試問や現場研修を経て認定される社内認定制度「オンコロジーCRC」を取得し、他拠点への知見共有にも携わっています。
Q.
A.
CHIでは、産休・育休を経験し、仕事と子育てを両立しながらCRCとして勤務している社員が多数在籍しています。また、全国に拠点を展開しており、A.Eさんのように家族の転勤に合わせて拠点を異動し、キャリアを継続している社員もいます。
Q.
A.
医師や患者さんなど相手の話を丁寧に受け止め、誠実にコミュニケーションを取れることが大切です。また、CRCは幅広い知識が必要となるため、継続して学ぶ姿勢や、分からないことを周囲に相談しながら仕事を進められることも重要です。
シミックヘルスケア・インスティテュートでは、さまざまなバックグラウンドを持つ治験コーディネーター(CRC)が活躍しています。入社のきっかけや仕事のやりがい、キャリアの歩みなど、先輩社員の声をぜひご覧ください。
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