立ち上げた医療機関が、信頼と成果につながるまで ― SMAの仕事とやりがい

異業界から医薬品開発の世界へ飛び込み、医療機関の治験業務を支えてきたキャリア。イベント業界で培った経験をSMAにどのように活かしてきたか、そしてアシスタントマネージャーとしての決意を語ります。

大阪オフィスで働く治験事務局担当者(SMA)のMさん

立ち上げた医療機関が、信頼と成果につながるまで ― SMAの仕事とやりがい

大阪オフィス SMA: A.Mさん

学生時代はチアリーダーとして忍耐力を培ったA.Mさんは、大学卒業後イベントプロモーターとしてキャリアをスタートし、広告・エンターテインメント業界で大型イベントの運営や収益管理に携わる。2013年SMAとして旧サイトサポート・インスティテュート株式会社(SSI)に入社し、本格的に医療業界へ。大阪オフィスを拠点に、医療機関の新規開拓や体制整備、試験立ち上げを担当。現在は担当試験を推進するとともに、アシスタントマネージャーとしてチーム運営やメンバーの支援も担っている。

※本記事の所属・内容は取材当時のものです。

ビジネスパーソンの上半身のイメージアイコン

治験事務局担当者(SMA)とは:

SMAとは、日々習得する医薬品・医療機器に関する幅広い知識をもとに、製薬企業(治験依頼者)や医師、医療機関スタッフと新薬開発の重要なプロセスを推進する業務です。また近年では、SMAの持つ知識や経験、コミュニケーション能力を活かし、その業務範囲は拡がっています。

最後までやり切る。その姿勢を軸に、異業界から医薬品開発へ。

学生時代、チアリーディング部に所属していたA.Mさん。目標達成に向けて、シンプルに「“やるべきこと”をやり切る」という姿勢や粘り強さは、この頃培われたといいます。大学卒業後に飛び込んだのは、イベントやライブ、メディア運営を担うエンターテインメント業界でした。何かを「つくり上げる」仕事に魅力を感じ、大手イベント会社で広告やイベント関連の仕事を担当。現場ではチケットの販売戦略や座席割付、会場レイアウトの調整など、収益と満足度の両立を常に考えながら業務に向き合っていました。1枚でも多くチケットを売るために、どのように工夫すれば良いかを考え抜く日々は大変でしたが、その分やりがいも大きく、楽しい時間だったと当時を振り返ります。

一方で、長時間労働や不規則な生活が続く中、将来を見据えたときに「この働き方をこの先も続けられるのか」と考えるようになりました。家族の体調不良をきっかけに、専門性を身につけ、長く働ける環境を求めるようになったことも転機の一つです。医療業界に関心を持った背景には、身近に医薬品関連の仕事に携わる家族がいたこともありました。最初は知識も経験もない状態でしたが、「やるからには本気で取り組もう」と医薬品開発の世界に転職することを決意しました。

大阪オフィスで働く治験事務局担当者(SMA)のMさん

SMAとして現場を支える|体制整備と信頼構築の積み重ね

A.Mさんは、学生時代は文系の学問を専攻していましたが、転職の際にエージェントを通してSMAという職種に出会いました。2013年、旧SSI大阪オフィスへ入社。当時はコンプライアンス問題をきっかけに、監査対応が中心となり、新規案件や営業活動が制限されていた時期でした。一瞬不安を感じたものの、「大変な時期でも踏ん張れる会社は強い」という家族の言葉に背中を押され、前向きに業務に向き合いました。確かに当時の出来事を教訓に、コンプライアンス研修は継続的に行われており、その学びは日々の業務に取り組む社員のなかで今なお生きていると感じています。

状況が落ち着くと、医療機関への営業活動が再開されました。最初は専門知識の壁を感じる場面もありましたが、勉強を重ねることで、自分なりに医師と向き合えるようになりました。SMAとして自分に合っていると感じているのは、タスク管理と体制づくりです。複数の業務が同時に動くなかで、ゴールを見据えて各プロジェクトの進捗を管理する感覚は、イベント業界での経験とも重なっていました。特に新規施設の立ち上げでは、初期段階の体制整備が重要です。医療機関のニーズを丁寧に聞き取り、リスク管理や運用改善を提案することで、信頼関係を築いてきました。

大阪オフィスで働く治験事務局担当者(SMA)のMさん

自ら開拓し、立ち上げた医療機関が治験を継続的に実施し、会社にとって重要な施設へと成長していく。その過程で、自身の行動が受注や成果につながることに、大きなやりがいを感じています。保守的な医療機関に新しい運用を理解してもらうためには、日々の情報収集と準備が欠かせません。継続研修や各会議で共有される経営層からの情報発信も、業務上の判断や提案の背景理解につながっていると感じています。簡単に成果が出る仕事ではありませんが、信頼が積み重なったと実感できた瞬間は、何ものにも代えがたい達成感があります。

組織を支える立場として|基本を大切にし続けるという覚悟

2025年からはアシスタントマネージャーとして、後輩育成やチーム運営にも携わっています。組織が大きくなればなるほど、一人ひとりの行動や判断が全体に与える影響も大きくなります。だからこそ、GCP 等の関連法規やSOP(標準業務手順書)を「ただ守るもの」としてではなく、「なぜ必要なのか」を理解した上で行動することが重要です。前例があるから続けるのではなく、目的を理解したうえで判断する姿勢を大切にしています。

決して優しい言葉ばかりをかけるタイプではありませんが、長く安心して働ける環境をつくるためには、基本を疎かにしない姿勢が欠かせないと考えています。メンバー一人ひとりの特性を理解しながら、前向きに業務へ取り組み、ワクワクしながら働けるチームをつくっていきたい。これまで、仕事が思うようにいかず悩んだ時期もありましたが、見放すことなく向き合ってくれた上司や先輩の存在に支えられてきました。だからこそ、次は自分が手本となり、一人ひとりが誇りを持って働ける組織を目指していきたいと考えています。

大阪オフィスには、「お疲れさま」「お帰り」と自然に声を掛け合う温かい雰囲気があります。その空気感も大切にしながら、これからも現場と真摯に向き合っていきたいと思っています。

大阪オフィスで働く治験事務局担当者(SMA)のMさん
ビジネスパーソンの上半身のイメージアイコン

治験事務局担当者(SMA)について詳しく知りたい方へ
医療機関と治験依頼者をつなぎ、治験を円滑に進めるための支援を行うSMA。仕事内容や求められるスキル、キャリアについてご紹介しています。

■ 治験事務局担当者(SMA)の仕事内容とは?採用パンフレットを見る

FAQ

よくあるご質問

Q.

SMA(治験事務局担当者)は未経験からでも活躍できますか?

A.

はい。シミックヘルスケア・インスティテュートでは、医療業界未経験で入社し、活躍している社員も多数在籍しています。入社後は研修やOJTを通じて、治験や医薬品開発に関する知識を身につけることができます。

Q.

異業種での経験はSMAの仕事に活かせますか?

A.

活かせます。SMAは医療機関や治験依頼者との調整、スケジュール管理、提案などを行うため、営業職や企画職、接客業などで培ったコミュニケーション力や調整力を発揮できる仕事です。

Q.

SMAの仕事のやりがいは何ですか?

A.

新たな治験を実施するための体制づくりや医療機関との信頼関係構築を通じて、自身が関わったプロジェクトが形になっていくことにやりがいを感じる社員が多くいます。治験の円滑な実施を支える重要な役割を担っています。

Q.

SMAにはどのような知識やスキルが求められますか?

A.

治験や医薬品開発に関する知識に加え、関係者との調整力や課題解決力、スケジュール管理能力が求められます。専門知識は入社後に学ぶことができるため、まずは主体的に学ぶ姿勢が大切です。

Q.

SMAにはどのようなキャリアパスがありますか?

A.

SMAとして経験を積んだ後は、リーダーやマネジメント職へのキャリアアップのほか、専門性を高めながら治験支援業務の中核として活躍することも可能です。

Q.

SMAの仕事内容についてもっと詳しく知ることはできますか?

A.

SMAの仕事内容や働き方、キャリアについて詳しく知りたい方は、採用パンフレットWEB職種説明会をご覧ください。

他の社員インタビューも見る

シミックヘルスケア・インスティテュートでは、異業種から転職した社員や、医療資格を活かして活躍する社員など、多様なバックグラウンドを持つメンバーが活躍しています。仕事内容や働き方、キャリアの歩みについて、ぜひ他の社員インタビューもご覧ください。

CONTACT

SMAの仕事内容やキャリアについて詳しく知りたい方へ

シミックヘルスケア・インスティテュートでは、医療機関と治験依頼者をつなぎ、新薬開発を支えるSMA(治験事務局担当者)が活躍しています。仕事内容や働き方、キャリアパスについて詳しく知りたい方は、採用パンフレットやWEB職種説明会をご覧ください。

治験事務局担当者(SMA)の仕事内容とは?

SMAの仕事や働き方を知る