多症例試験も、希少疾患も。医薬品開発の一端を担う、CRCという仕事
新卒でCRCとして入社し、臨床試験の現場で経験を積み重ねてきました。研修制度や現場での学び、先輩たちの姿を通じて感じた成長と、アシスタントマネージャーとして今後のキャリアについて語ります。
新卒でCRCとして入社し、臨床試験の現場で経験を積み重ねてきました。研修制度や現場での学び、先輩たちの姿を通じて感じた成長と、アシスタントマネージャーとして今後のキャリアについて語ります。

多症例試験も、希少疾患も。医薬品開発の一端を担う、CRCという仕事
東京オフィス CRC:Y.Oさん
2021年4月、新卒で入社。臨床検査技師としての専門性を背景に、CRCとしてキャリアをスタートする。学生時代の病院実習で治験の存在を知り、医療職として臨床試験に関わる道を選択。入社後は大型のワクチン試験から大病院でのオンコロジー試験まで幅広く経験。現在は複数試験を担当しながら、アシスタントマネージャーとして次のキャリアステージに向けた準備を進めている。
※本記事の所属・内容は取材当時のものです。

治験コーディネーター(CRC)とは:
CRC (Clinical Research Coordinator)は、治験を実施する医師などの指示のもと、治験の円滑な進行をサポートする役割を担っています。医師や医療機関スタッフ、患者さん、製薬企業など、各関係者との調整は、治験支援には欠かせない業務の一つです。
学生時代から、将来は病院で働く自分をイメージできていたというY.Oさん。部活動で体を動かすことが好きだったこともあり、理学療法士という選択肢もありましたが、医療の現場を幅広く支えられる臨床検査技師に魅力を感じ、進路を決めました。病院実習では、検査業務だけでなく、さまざまな職種が連携して医療を支えている姿を間近で見ることができました。
その実習の中で初めて知ったのが、CRCという仕事です。治験を支える専門職がいることを知り、「医療職として、こんな関わり方もあるのか」と視野が広がりました。日々同じ業務を繰り返すよりも、人と関わりながら変化のある仕事がしたいという思いもあり、就職活動ではCRCやSMOを意識するようになりました。ちょうど就職活動の時期がコロナ禍と重なり、医療に関わる仕事だからこそ、まさに今必要とされ続ける分野だと感じ、CRCの道を選択。2021年4月シミックグループへ新卒入社しました。
入社後の研修はすべてリモートで行われましたが、内容は想像以上に体系的で、CRCとして必要な知識や考え方を基礎から学ぶことができました。当時は同期と顔を合わせる機会は限られていましたが、定期的な研修や1年目研修で再び集まる場があり、「一人ではない」と感じられたことは大きな支えでした。研修制度が整っていることは、新入社員にとって非常に心強いポイントだと思います。
現場配属後、1年目の秋にはメイン担当を任されました。初めて自分が主体となって試験を進める立場になり、判断に迷うことや不安を感じる場面もありましたが、周囲の先輩に相談しながら一つひとつ経験を積み重ねていきました。その冬は、多症例を扱うコロナウイルスワクチン試験にも携わり、チームで協力しながら進めるCRCの仕事の面白さも実感しました。また便秘試験を担当した際、被験者候補となる患者さんに電話で試験を紹介するといった業務も経験しました。
チームの人数が多い環境と少ない環境、どちらにもそれぞれの良さがあると感じています。メンバーが多いチームでは、役割分担をしながら協力して進められるため、コミュニケーションが取りやすく、相談もしやすいのが特徴の一つです。業務の合間にちょっとした雑談ができるのも、気持ちの切り替えにつながっています。一方で、少人数のクリニックで業務を行う場合は、自分のペースで仕事を進めやすく、落ち着いて業務に向き合える点が魅力です。CRCとして、さまざまな業務や環境を経験できたことは、非常に貴重な学びだったと感じています。
現在はがん専門病院を担当し、肺がんや尿路上皮がんなどオンコロジー領域を中心に複数試験を担当しています。非常に忙しい時期もありますが、その分、業務と休憩のメリハリを意識しながら働いています。チームは15名ほどで、月に1度メンバーでミーティングを行うほか、日常的には電話やチャットなどでこまめにコミュニケーションを取りながら業務を進めています。相談しやすい関係性があることは、安心して働ける理由の一つです。
患者さんから治験薬の効果を直接聞いたり、医師から率直な所感をうかがえたりする瞬間は、CRCとして働いていて最もやりがいを感じる場面です。新薬開発のプロセスを現場で実感できることは、この仕事ならではの魅力だと思います。患者さんから「あなたがいたから、この治験に参加できた」と声をかけていただくこともあり、ちょっとした会話を重ねる中で信頼関係が築かれていくことを実感します。患者さんが心を開いてくださることで、次第に日常生活のことも安心して話してもらえるようになるのですが、そうした関係性があるからこそ、SAE(重篤な有害事象)などが発生した際にも早期に気づき、医師と連携しながら丁寧に記録を行い、試験に反映することができます。そのようなときは、やはりCRCとしての自分の役割を強く実感することができます。

また、割付(※1)結果を受けた際の医師の率直な反応に立ち会えるのも、CRCならではの経験です。治験依頼者では簡単に聞けない現場の声を把握し、必要に応じてモニター(※2)へ共有することもあります。患者さんに寄り添いながら、現場の声を正しく橋渡しする――その積み重ねが、臨床試験の質を支えていると感じています。
※1 参加者(被験者)を治療薬を投与するグループと比較対象グループに分けること。
※2 臨床開発モニター(CRA)。治験がルールに則り安全かつ適切に実施されているかを確認し、治験の品質管理や進行状況の把握を担当する。
この会社で働いていて心強いと感じるのは、新卒で入社し、着実にキャリアステージを進めている先輩が身近にいることです。現場で活躍する先輩の姿を見ていると、「新卒だから難しい」という壁はなく、自分次第で次のステップに進める環境だと実感します。
2025年、アシスタントマネージャーとなりました。これからはメンバーを精神的に支える存在となり、大変な状況でも前向きに業務に取組める環境づくりに努めていきたいと考えています。また治験支援にとどまらず、SMO市場や治験を取り巻く環境といった、より広い視点で情報をとらえ、自分の役割を広げながらチームや会社に貢献していきたいと考えています。
オンコロジー試験では、立ち上げから試験が軌道に乗るまで、一人で業務を担う場面もあります。自分自身、先輩社員に支えられながら、リーダーシップや情報共有の重要性を強く実感してきました。これまで先輩方に教わってきたように、今度は自分が背中を見せる立場として、CRCとしての経験を次の世代につなげていきたいと考えています。

Pamphlet



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FAQ
Q.
A.
はい、未経験の方もご応募可能です。
シミックヘルスケア・インスティテュートでは、入社後の研修制度を整えており、医療・臨床研究の基礎から丁寧に学べる環境があります。多くの社員が、看護師・薬剤師・臨床検査技師などの医療系資格を活かして未経験からCRC・SMAとして活躍しています。
Q.
A.
必須資格はありませんが、医療機関での勤務経験(看護師、臨床検査技師、医療事務など)や、製薬企業・CROでの経験が活かせます。
また、コミュニケーション力やチームでの協働経験も重視しています。
Q.
A.
入社後は、シミックグループ共通の導入研修に加え、専門領域ごとの実務研修を実施します。OJTによるフォローアップ体制も充実しており、配属後も継続的に学びながらスキルアップできます。
また、e-learningや資格取得支援など、キャリアに合わせた学習支援も行っています。
詳しくは、研修制度ページをご覧ください。
Q.
A.
ご本人の希望やお住まいの地域、経験・スキルを考慮したうえで決定します。
全国の主要都市にオフィスを展開しており、U・Iターンを希望される方のご相談にも柔軟に対応しています。
Q.
A.
業務内容によってはリモートワークを取り入れています。特にSMAや本社部門では、オンライン会議やクラウドシステムを活用し、柔軟な働き方が可能です。一方、CRCなど医療機関支援業務では、現場での対応を中心としています。
Q.
A.
CRCやSMAとして経験を積んだ後、マネージャー職や教育担当、プロジェクトリーダーなどへのキャリアアップが可能です。
また、他事業部(コンタクトセンター、患者サポートプログラムなど)や本社管理部門へのキャリアチェンジも実績があります。
Q.
A.
エントリー → 書類選考 → 適性検査・面談(1〜2回) → 内定 → 入社
応募から内定までの期間は約1〜1.5ヶ月です。面談はオンラインで実施することも可能です。
Q.
A.
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