現場経験を活かし、BDとして新しい価値を届ける

医療現場の知識と営業で培った視点を掛け合わせ、新しい価値提案に挑むM.Tさん。CRCからBDへ至るキャリアと、BD担当としての仕事の魅力について語ります。

本社部門のBD(ビジネス・デベロップメント)部で働く社員のTさん

現場経験を活かし、BDとして新しい価値を届ける

BD(ビジネスデベロップメント)部:M.Tさん

臨床検査技師の資格を取得後、より患者さんと話し、寄り添う職業として治験コーディネーター(CRC)に興味を持ち、大手SMOへ入社。クリニックでの治験支援から大学病院での治験体制新規立ち上げまで幅広くCRC業務を経験。検診センターでの営業を経て、CRCや営業経験を活かし、2022年10月CHIのBD部へ転職。現在はコンタクトセンターや保健指導などの営業担当として活躍中。

※本記事の所属・内容は取材当時のものです。

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本社部門 BD(ビジネスデベロップメント)部 メディカルソリューション担当とは:

製薬企業やCRO、一般企業や自治体をクライアントとし、コンタクトセンターや保健指導などの企画・提案・交渉を行う部門です。社内の各専門チームと連携し、クライアントの課題に応じた最適な支援体制をつくる役割を担っています。

“患者さんにもっと関わりたい”─臨床検査技師ではなくCRCを選択

もともと文系だったM.Tさんは、医療業界で働くことを目指し、苦手だった化学や生物を猛勉強。大学では臨床検査技師の学科に進みました。しかし、実習でエコー・心電図・採血などの検査を経験する中で、患者さんと接する時間が想像以上に短いことに気づきます。

「もっと患者さんと話し、寄り添う時間が欲しい」

その思いからCRCに興味を持ち、大手SMOへ入社。クリニックから大学病院まで幅広く治験を支援し、大学病院では新規治験立ち上げにも関わりました。さまざまな領域・疾患の試験に携わり、常に新しい知識を吸収してきました。

一方で、院内を休みなく動き続け、お昼休憩をとれない日もあるなど、CRCは体力勝負。医療現場特有の厳しさや人間関係の難しさに直面することもありました。それでも持ち前のコミュニケーション力で課題に向き合い続け、患者さんを支えた濃密な4年間でした。

本社部門のBD(ビジネス・デベロップメント)部で働く社員のTさん

営業職への転身─経験を広げた“医療×ビジネス”の視点

CRCは、医療機関に訪れた患者さんに治験の内容を詳しく説明したり、スケジュールを調整したりする業務のほかに、治験責任医師の作成する症例報告書などの作成補助もしています。医師に対しては、新しい治験の紹介をすることもあり、これはCRC業務の“営業的な側面”です。M.Tさんは、より能動的に動ける仕事に魅力を感じ、CRCや検査技師としての知識も活かせる検診センターでの営業職に挑戦しました。企業の総務や人事部と交渉する業務は未経験でしたが、先輩の支えもあり、営業の基礎を身に着けることができました。大きな契約を獲得したときの達成感は大きかったと言います。

また朝8時半から夜遅い時間まで、残業を続けなければならないほど事務作業が多かったのですが、その中で事務スキルも鍛えられたそうです。忙しくはあったけれど、仕事は楽しいと感じていました。ところが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い緊急事態宣言が次々と発令され、検診センターの運営は大きく制限されました。自宅待機となる日も多くなり、2021年9月まで続いた不安定な状況の中で、このまま働き続けるのは難しいと感じ、転職を決意するに至りました。

本社部門のBD(ビジネス・デベロップメント)部で働く社員のTさん

BDとしての現在─医療現場の“肌感覚”を提案に落とし込む

CRCと営業の両方の経験が活きる場として、2022年10月にCHIのBD部へ転職。募集要項の営業経験年数に満たない部分が心配でしたが、面接ではむしろ「ぜひ来てほしい」と声をかけられました。

配属されたのはメディカルソリューションBD。患者サポートプログラム(PSP)や保健指導、コールセンターなどのサービスをクライアントに提案する役割です。最初はSMO事業のBD担当になると思っていたため驚きもありましたが、今では「この部署で良かった」と胸を張ります。

「先輩や同僚が本当に優しく、面白くて、毎日が楽しい。入社してから一度も辞めたいと思ったことがありません」と笑顔で話すM.Tさん。

最初は分からないことも多くありましたが、今ではCRC時代に積み上げた医療現場の知識と経験が、提案の質に直結しているといいます。

本社部門のBD(ビジネス・デベロップメント)部で働く社員のTさん

「医療機関では郵便物が埋もれやすく、ファイルにまとめないと管理されない──現場を知っていると、どう工夫すれば先生やスタッフに届くのかが自然と想像できるんです。」

こうした“現場の肌感覚”を提案書に落とし込み、コンペ案件を勝ち取った経験も多数。テレワークと出社を組み合わせた働き方で、メリハリある毎日を過ごしています。

CRC時代の同僚がCHIに入社して活躍しており、ときには一緒に企画を練ることも。「CHIのサービスを組み合わせ、新しい価値をつくっていけることが面白い」と語ります。

今後は、新たなビジネスモデル作りや提案を行いながら、自ら新しいクライアントとの接点をつくり、提携企業を広げ、CHIのサービス価値をさらに高めていきたいと考えています。

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治験コーディネーター
(CRC)

治験事務局担当者
(SMA)

コンタクトセンター/
コミュニケーター

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FAQ

よくあるご質問

Q.

未経験でも治験コーディネーター(CRC)や治験事務局担当者(SMA)として応募できますか?

A.

はい、未経験の方もご応募可能です。

シミックヘルスケア・インスティテュートでは、入社後の研修制度を整えており、医療・臨床研究の基礎から丁寧に学べる環境があります。多くの社員が、看護師・薬剤師・臨床検査技師などの医療系資格を活かして未経験からCRC・SMAとして活躍しています。

Q.

どのような資格・経験があると有利ですか?

A.

必須資格はありませんが、医療機関での勤務経験(看護師、臨床検査技師、医療事務など)や、製薬企業・CROでの経験が活かせます。

また、コミュニケーション力やチームでの協働経験も重視しています。

Q.

どのような研修や教育制度がありますか?

A.

入社後は、シミックグループ共通の導入研修に加え、専門領域ごとの実務研修を実施します。OJTによるフォローアップ体制も充実しており、配属後も継続的に学びながらスキルアップできます。

また、e-learningや資格取得支援など、キャリアに合わせた学習支援も行っています。

詳しくは、研修制度ページをご覧ください。

Q.

配属エリアや勤務地はどのように決まりますか?

A.

ご本人の希望やお住まいの地域、経験・スキルを考慮したうえで決定します。

全国の主要都市にオフィスを展開しており、U・Iターンを希望される方のご相談にも柔軟に対応しています。

Q.

在宅勤務やリモートワークは可能ですか?

A.

業務内容によってはリモートワークを取り入れています。特にSMAや本社部門では、オンライン会議やクラウドシステムを活用し、柔軟な働き方が可能です。一方、CRCなど医療機関支援業務では、現場での対応を中心としています。

Q.

キャリアパスにはどのようなものがありますか?

A.

CRCやSMAとして経験を積んだ後、マネージャー職や教育担当、プロジェクトリーダーなどへのキャリアアップが可能です。

また、他事業部(コンタクトセンター、患者サポートプログラムなど)や本社管理部門へのキャリアチェンジも実績があります。

Q.

応募から入社までの流れを教えてください。

A.

エントリー → 書類選考 → 適性検査・面談(1〜2回) → 内定 → 入社

応募から内定までの期間は約1〜1.5ヶ月です。面談はオンラインで実施することも可能です。

Q.

採用に関する問い合わせはどこからできますか?

A.

採用に関するお問い合わせは、「お問い合わせフォーム」よりご連絡ください。

また、定期的に開催しているWEB職種説明会でも、採用担当者にチャットで直接ご質問いただけるお時間がございます。

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