治験コーディネーター(CRC)とは:
CRC(Clinical Research Coordinator)は、治験を実施する医師などの指示のもと、治験の円滑な進行をサポートする役割を担っています。医師や医療機関スタッフ、患者さん、製薬企業など、各関係者との調整は、治験支援には欠かせない業務の一つです。
オンコロジー治験からCOVID-19関連臨床研究まで
CRCになろうと思ったのは、患者さんとの直接の触れあいを通して未来の医療に携われるという社会貢献性に魅力を感じたからです。また自身のコミュニケーション能力を活かすことができ、当時の先輩社員の雰囲気の良さにも惹かれて入社を決めました。入社後は高血圧・喘息・慢性心不全・急性腹膜炎等の幅広い疾患領域の治験や臨床研究の支援を行い、CRCとしての経験を積みました。 2018年からは大規模病院での新規試験立上を任され、急性骨髄性白血病、小児がん、肺がん等オンコロジー領域をメインに担当し、後輩へのOJTを実施。オンコロジー領域で専門性の高いCRCとして社内制度の「オンコロジーCRC」を取得し、またオンコロジーの疾患アドバイザー(Protocol and Disease Advisor)として、業務に貢献しています。 直近ではCOVID-19で使用される人工心肺装置を対象とした臨床研究で、全国の医療機関に対する窓口業務を担当しました。直接人命救助に関わる臨床研究であり、様々な苦労もありましたが、大変貴重な経験となりました。